当社では2011年7月から放射性物質の核種分析を開始しております。
このたび、新たに「トリチウム」分析を行える体制として、液体シンチレーションカウンターを導入いたしました。

液体シンチレーションカウンターは、液体試料を対象とした放射線測定器でトリチウムなどの低エネルギーβ線放出核種の測定に広く使用されており中~高エネルギーのβ線やα線の測定も可能です。

福島第一原子力発電所事故に対しては、従前よりふくしま浜通りイノベーションセンターを設置し対応を進めてまいりましたが、処理水の海洋放出にあたっては新たにトリチウムの分析体制の構築をしましたことのご案内となります。

上記分析に関してのお問い合わせは営業担当またはお問い合わせフォームまでお願いいたします。

当社では東日本大震災および福島第一原子力発電所事故の発生以来、放射性物質の核種分析の開始、除染作業に伴う現地での放射性物質濃度が測定することができる移動測定車「MOVING LAB(ムービングラボ)」の導入、被災地における様々な環境調査を行うために東北事務所(現在は福島事業所に統合)の開設、福島事業所の開設、ふくしま浜通りイノベーションセンターの開設等、これからも復旧・復興に伴うお手伝いを進めてまいります。