商品概要

《ゴルフ場農薬調査・分析》
ゴルフ場では使用される農薬による水質汚濁及び水域の生活環境動物の被害を未然に防ぐために、指針値を設定し人の健康を保護しています。
当社ではゴルフ場から排出される水に含まれる農薬状況の把握について、調査・分析を承ります。

〈分析項目〉
殺虫剤:ダイアジノン・チオジカルブ・トリクロルホン・ペルメトリン・ベンスルタップ
殺菌剤:イプロジオン・イミノクタジンアルベシル酸塩及びイミノクタジンン酢酸塩・シプロコナゾール・チウラム(チラム)・チオファネートメチル・トリクロホスメチル・バリダマイシン・ヒドロキシイソキサゾール(ヒメキサゾール)・ベノミル
除草剤:シクロスルファムロン・シマジン・トリクロピル・ナプロパミド・フラザスルフロン・MCPAイソプロピルアミン塩及びMCPPAナトリウム塩

《環境基準項目農薬》
公共用水域(海域、河川、湖沼等)においては、水質汚濁防止法、湖沼水質保全特別措置法などにより、環境基準や排水基準が定められています。
当社は、調査計画のご提案、現地調査、分析、解析までの一貫した体制により、調査水域の特性を充分に解析し、報告します。
環境基準や排水基準に含まれる農薬類の調査・分析を行います。

〈分析項目〉
殺菌剤、ゴムの加硫促進剤(ゴムの弾力を大きくする促進剤):チウラム
除草剤:シマジン・チオベンカルブ
殺虫剤:有機リン

《POPs農薬》
環境中での残留性の高い「残留性有機汚染物質〔POPs〕に関するストックホルム条約」が採択され、2004年5月に発効されました。
条約では廃農薬などPOPsを含む物質の製造・使用・輸入の禁止または制限をしています。
これらの農薬類を使用していた土壌周辺での地下水や河川水の状況把握について、調査・分析を行います。

〈分析項目〉
DDT・BHC(HCH)・アルドリン・ディルドリン・エンドリン・クロルデン・ヘプタクロル

ご利用シーン

ゴルフ場農薬の場合

●ゴルフ場で使用されている農薬がどの程度排出されているか調べたい。
●ゴルフ場の定期モニタリングに。

環境基準項目農薬の場合

●工場等で使用している農薬なので排水にどのくらい含まれているか調べたい。
●河川等の環境モニタリングを行いたい。

(ご依頼後)調査・分析の流れ

ステップ1
分析項目のご提案・現場下見

測定対象の農薬により試料必要量・分析方法等が決まります。
確認したい農薬・使用されていた農薬等をお知らせください。
必要に応じて現場下見を行い、測定スケジュールを作成します。

ステップ2
調査・分析

経験豊富な調査員が適切な試料のサンプリングを行います。
ラボに持ち帰り分析を行います。

《分析方法例》
水試料⇒固相抽出⇒HPLC(高速液体クロマトグラフ)
水試料⇒液々抽出⇒LC/MS/MS(高速液体クロマトグラフ質量分析計)
水試料⇒固相抽出⇒GC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)

ステップ3
結果報告

留意点

〇分析する項目数によって 採水必要量が違います。ご相談ください。
〇採水容器は、ラボで洗浄した専用容器を使用します。採水容器・採水場所・採水時間によって正しい数値が測定できない場合があります。お客様で採水の場合は、ご相談ください。弊社調査員による採水も可能です。

参考写真

  • 固相抽出

  • 高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)

  • ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)

  • 高速液体クロマトグラフ(HPLC)