商品概要
環境水や排水中に含まれるLASの分析に対応いたします。
LASは界面活性剤の一種であり、家庭用洗浄剤等として広く使用されています。毒性試験の結果と環境中における検出事例から水生生物への影響が懸念されており、平成25年には環境基本法に基づく水質汚濁に係る生活環境の保全に関する環境基準のうち、水生生物の保全に係る環境基準の項目にLASを追加する告示が施行されました。
アルキル基の炭素数が10~14のLASを分析対象とし、炭素数ごとに分析したLASの濃度を合計することによりLAS濃度(合量値)としてご報告します。
LASの水生生物の保全に係る環境基準
構造式
ご利用シーン
環境中に処理水を放出する際に、処理前後の水の調査を実施することにより、ご使用の施設における処理効率を把握することができます。
排水が適正に処理されて環境中に放出されていることを確認できます。
モニタリング調査を実施することにより、河川や湖沼域におけるLAS濃度の変動の実態を把握することができます。
(ご依頼後)調査・分析の流れ
当社では調査から成績証明書のお届けまでワンストップでご提供いたします。
- ステップ1
- 試料採取
当社調査員が試料採取に伺います。また、お客様の持ち込み試料にも対応いたしますのでご相談ください。
- ステップ2
- 前処理・分析
水質環境基準告示(S46環告59付表12)に準拠して分析をおこないます。
ご報告までの流れ
下限値:LAS合量として0.0001 mg/L
- ステップ3
- 試験成績書の発行
特長
LASは身の回りで非常に多く使用されている界面活性剤であり、分析時にコンタミネーションしやすい物質です。
当社は長年にわたって環境水、排水等の様々な水試料中のLASの分析に対応しており、使用器具の管理や分析工程の管理に十分注意し、適切な精度管理をおこなっております。