悪臭対策コンサルティング | 環境管理センター

商品概要

当社は工場・事業場へ適切な悪臭対策を提案し、周辺住民の生活環境を保全するお手伝いをしております。悪臭苦情が発生した工場・事業場は、悪臭防止法に則り適切に対応するため対策を講ずる必要があります。

悪臭防止法の目的は、「工場その他の事業場における事業活動に伴つて発生する悪臭について必要な規制を行い、その他悪臭防止対策を推進することにより、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資すること」です。悪臭苦情の発生は生活環境が損なわれていることを意味し、悪臭防止法違反になります。

しかし悪臭対策は非常に難しく、的確に現状を把握し、悪臭苦情の原因、発生源や主要成分を特定し、効果的な低減方法を選択しなければなりません。当社には優れた分析技術と豊富な悪臭調査の経験が有り、中立的な第3者の立場で客観的に効果が確認できる対策を提案できます。

ご利用シーン

ご利用シーンは大きく5つのケースに分けられます。

悪臭苦情が発生してるが対策方法が分からない。行政に相談してもどうしたら良いかが分からない。

ご相談下さい。現地踏査と分析技術を駆使して効果的な方法を提案いたします。

脱臭装置を導入したが苦情が減らない。効果があるのか良く分からない。

ご相談下さい。脱臭装置の導入は対策の終了ではなく始まりです。装置の性能評価を行い、性能を的確に引き出す運転方法、メンテナンス方法等を提案いたします。

脱臭装置を導入したいが、どのような方式が良いか分からない。そもそも何処に脱臭装置を設置すべきか、発生源が良く分からない。

ご相談下さい。現地踏査と分析技術を駆使して発生源を特定し、効果的な脱臭方式を提案いたします。

脱臭装置メーカーを紹介して欲しい。

ご相談下さい。信頼できるメーカーを紹介いたします。

対策後の周辺影響の変化、臭気がどれぐらい減るのか推測して欲しい。

ご相談下さい。発生源データから簡易的に着地濃度を計算いたします。

（ご依頼後）調査・分析の流れ

主な調査・分析の流れは以下の通りです。

ステップ1: 状況把握

●工場・事業場の建屋内、敷地内及び周辺の現地踏査

●苦情発生状況のヒアリング、自主パトロール記録があればその確認

●製造工程、排水処理工程、排ガス処理工程、廃棄物の貯蔵・処理等に関するヒアリング

●既存データ（過去の臭気調査記録、大防法や水濁法に基づく調査記録等）の確認

ステップ2: 調査の提案と実施

●ステップ１で確認した状況や既存データから、悪臭対策提案に不足するデータ収集を含む調査を提案

●提案者を含む技術者チームによる的確な試料採取・現場調査を実施

ステップ3: 対策提案を含む調査結果の報告

●調査結果から、効果的な対策案を含む報告書の提出及び報告会の実施

必要に応じて脱臭装置メーカーの紹介や脱臭装置メーカーと協議しながら対策を行うことも可能です。

特長

基準への適否を確認する調査ではありません。

環境分析は、有害成分等に関して規制基準への適否を確認するための調査が多く、悪臭に関しても分析技術が確立し、規制基準が設けられている特定悪臭物質（22物質）のみを対象とする調査が多くみられます。しかし悪臭の原因成分は22物質以外であることが多く、その特定は非常に困難です。弊社では低濃度域の網羅分析が可能な加熱脱着-GC/MSシステムや、分離成分の臭質をヒトの嗅覚で確認できる、スニッフィング-GC/MSシステムなどの機器分析技術と、種々の官能評価手法を組み合わせて悪臭や異臭の原因成分を的確に推定します。

また脱臭装置の導入を前提とした場合、においに影響はなくても装置への負荷や阻害となる成分の有無を把握する必要があります。