商品概要

アスベストは長い潜伏期間の後に重篤な健康被害を起こす繊維状の天然鉱物由来の工業材料です。
新規の製造及び使用は禁止されていますが、既存の建築物では現在でも使用されており、建築物の解体・改修時には、建築物のアスベスト事前調査が必要となります。
経験豊富なスタッフが様々なケースでのアスベスト調査・分析に関するご相談にお答えします。

ご利用シーン

ご利用シーンは大きく2つのケースに分けられます。

建築物等の解体・改修を計画している場合

建築物等の解体・改修を実施する際には、工事前にアスベスト含有建材の使用の有無を確認することが法律で義務付けられており、工事開始前に事前調査が必要となります。

使用中の建築物等でアスベスト含有建材の使用が疑われる場合

建築年数の古い建築物等はアスベスト含有建材を使用している可能性があります。建材からの建物使用者へのアスベスト飛散による健康被害も報告されており、建物の維持管理をするにあたって適切な措置・管理が必要となります。
その他、経験豊富なスタッフがさまざまなケースでのアスベスト調査・分析に関するご相談にお答えします。

(ご依頼後)事前調査の流れ

アスベスト建材を使用する建築物を解体・改修する際には、対象建築物にアスベスト建材が使用されているかを確認する「事前調査」が法律(大気汚染防止法、石綿障害予防規則)で義務付けられています。
事前調査は、「書面調査→目視調査→建材採取→建材分析」の流れで実施します。
事前調査では有資格者による適切な調査が求められています。

ステップ1
書面調査

設計図書等の資料調査、ヒアリングにより、対象建築物のアスベスト使用建材及び調査が必要な箇所を抽出します。

ステップ2
目視調査及び試料採取

書面調査との整合性、また書面調査では判断できない箇所などを現地で確認します。アスベスト含有が不明な場合、サンプルを採取し分析を実施いたします。
調査及び試料採取は経験豊富な有資格者が実施いたします。

ステップ3
建材分析

採取した試料を偏光顕微鏡法(JIS A 1481-1)で分析し、営業日5日で速報いたします。当社はJIS A 1481-2及び-3にも対応しております。
分析は経験豊富な技術者が対応しております。

特長

経験豊富なスタッフがお客様のニーズに基づき適切な調査を提案いたします。

現地調査は有資格者(建築物石綿含有建材調査者)が管理し対応いたします。

分析はA・Bランク(JAWE石綿分析技術評価)の技術者が対応いたします。

アスベスト建材の使用が確認されている建物の日常管理のための調査も対応いたします。

現地測定(ムービングラボ)、建材以外の調査等、お客様のニーズに対応いたします。

アスベスト対策への対応

経験豊富なスタッフがお客様のアスベスト対策のお手伝いをいたします。調査・分析はもちろん、アスベスト除去工事、関係官庁との協議、情報開示等のコンサルティングも承ります。お気軽にご相談ください。
現地での分析(ムービングラボ)、土壌や廃棄物のアスベスト調査等、経験豊富なスタッフがお客様のニーズに合わせて対応いたします。

技術事例(ムービングラボ)

阪神淡路大震災、新潟県中越地震、そして今東北地方太平洋沖地震等、災害発生後には被災した建物で使用されていたアスベスト含有建材の処理が問題となっています。また、東北地方太平洋沖地震ではがれきに紛れ込んだアスベスト含有建材の適切な分別や現場での管理が必要となっています。

私たちは、東北地方太平洋沖地震の約1ヶ月後、環境省の要請を受け、被災地の住民や復興作業者へのアスベストを含む粉じんのばく露防止を徹底するため、被災地においてモニタリング車によるアスベストのオンサイト分析を実施しました。

被災地においては、倒壊した建物のアスベスト建材の適正処理はもちろん、住民や復旧作業者へのアスベストを含む粉じんのばく露防止対策の徹底のためにも、現地での迅速な分析対応が極めて重要です。

復興に向けて、あらゆる側面から支援が求められています。私たちは、モニタリング車両で現地に入って迅速な対応を行うことにより、アスベスト建材の適正処理、並びに住民や復興作業者の健康確保について支援してまいりたいと考えています。

また、市街地再開発事業や建物の解体・改装等においても、現場にて迅速にアスベスト分析を行うことにより、アスベスト建材の適正処理に貢献してまいります。