昨日購入したブロッコリーを冷蔵庫から取り出そうとすると…異様なにおいが…
ブロッコリーからにおっているようです。
なぜ新鮮なブロッコリーがクサくなっているのでしょうか。解説します。

アブラナ科の植物にある「イソチオシアネート」などが原因

クサいからと言って、決して腐っているわけではありません！
これは、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜に含まれる「イソチオシアネート」が原因です。
このイソチオシアネートは、硫黄を含む物質であり、これが分解されてジメチルスルフィドなどの揮発性の成分が発生し、それらの濃度が高くなることで、異臭を感じるのです。
においの感じ方は人それぞれですが、石油や薬品などに似た異臭と感じる人が多いようです。

虫たちから身を守るために排出している

一見、邪魔なものに見える、この「イソチオシアネート」ですが、実はブロッコリーにとってはとっても重要な役割を担っているんです。
アブラナ科の野菜に含まれる「イソチオシアネート」は、虫たちが苦手な辛味成分のひとつでもあり、虫による食害を受けると分泌します。
野菜たちも、自分の身を守るために工夫しているのですね。

最後に

新鮮なのに、異臭を感じたブロッコリーは、腐っているわけではないので、食べても問題ありません。
時間が経つとに苦味が増したり、腐敗してしまうこともありますので、早めに召し上がることをお勧めします。（監修：におい・かおりLab 諸井澄人）

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